8月の御点前
今月のお題は「ニューノーマルなネイビージャケット」。紺ジャケ、紺ブレをルールに囚われずに自由に着ましょうということです。
ニューノーマルなんて言葉が登場してから、あっというまにドレスコードが崩壊して、ドレスもカジュアルも、イタリアもイギリスも、モードもラグジュアリーも、関係なくなってしまいました。時代の変化といってしまえばそれまですが、なんでもかんでもオッケーというのは、なんだか落ち着かないというのも理解できます。
とはいえ、アタシもアイビーだクラシコだと縛られるは好きじゃありません。ファッションには国境も差別もないと思っていますんで。そんなわけで今回は「無国籍」というスタンスで紺ジャケをコーディネートしてみました。
紺ジャケは日本の<サローネフィオーレ>。ダブルのシルバーボタンですが、非常に軽くって着やすいです。シャツは<サイコバニー>のラウンドカラー&クレリック。アメリカのブランドですが、デザイナーは元ラルフローレンだけあって、なかなかセンスがよろしい。ネクタイとチーフはヴィンテージのペイズリーで、ファンキーに合わせてみました。パンツはイタリアの<インコテックス>で、アタシにとってはそこそこ細身の美脚シルエットです。靴はハッシュパピーのダーティバックス。帽子はいつもの銀座トラヤといった具合。
国もデザイナーもバラバラですので、見る人が見たら、なんてF×CKな合わせ方!とお怒りになるかもしれませんがね。これが今のアタシにとって心地良い、ニューノーマルな着方なのであります。