師範の呟き【服】<ジョルジオ アルマーニ>のタイロッケン風コート

1990年代初め頃の「BORGONUOVO21」。当時のジョルジオアルマーニにはいくつかのラインがあり、このBORGONUOVO21はコレクションライン。ショーで発表されたものを中心にアルマーニが打ち出したいものにこのラベルが付けられていたのです。この頃のアルマーニはリラックスとエレガンスが共存した作品を打ち出していて、スーツやジャケットの肩パッドをレスする、或いは肩に丸みを持たせたものなどが特徴的だったと記憶しています。そんな訳で写真のコートも肩に注目してみると、丸みを帯びているのが見て取れるでしょ。まあそれはそれとして、量感たっぷりのコートは腰周りをベルトでキュッと締めて着るとこれがカッコいいのなんの。そう思うとボタンはついているものの、雰囲気としてはタイロッケンかと。さてこのコートを買った当時よりかなり痩せたので、シルエットをそのままにサイズダウンを心斎橋リフォームさんにお願いし、現在は永久保存として別宅で眠っています。