師範の呟き【服】<スタジオ イプシロン>のジャケット

 

20201224日の呟きで緒形拳さんにスタジオイプシロンのジャケットを着て頂いた…と書きましたが、これが実物です。撮影から約一月後、緒形さんが亡くなったと聞き、頼んでおいたジャケットはキャンセルしたのですが、数年後にあらためて自分で着るために再びオーダーしたものです。

スタイリングを担当した僕がいうのも難ですが、パープル・オン・パープルという色合わせはかなり難易度が高いのですよ。僕は着こなしの生みの親ではあるものの、緒形さんじゃないので、こんな風には着られません。服は着る人次第で如何様にも変化するものですす。スタイリングは個性の表れ。僕ならこう着る! という意思を表すことなのです。

そんな訳でこのジャケットは緒形さんの形見としてYoshiさんに作っていただいたと理解しています。せっかく作って頂いたのですから、こいつが似合うような男になるぞっ! とあらためて思う年頭なのです。