師範の呟き【欲】<ガルーシャテイル>の時計ベルト

ガルーシャとかクロコの時計ベルトってLEONっぽいと思われがちなんですが、確かにパネライなんかに合わせると、“ちょい不良オヤジ”っぽいですよね。でも、これをシンプルな普通のセイコーなんかに合わせると、すごくいいと思うんです。5000円ぐらいのファッションウォッチにガルーシャベルトとかしてたら誰でも興味惹かれますよね。

お高い時計にお高いベルトを組み合わせりゃ、そりゃ贅沢で結構ですよ。でもつける人のキャラによっちゃ、悪目立ちしちゃうことがあるでしょ。「あぁ、クロコのベルト、本物してそうですよね」って素直に思われちゃ面白くない。人もお洒落もギャップが良かったりしますから、意外なところを見せたいんです。時計もベルトも高級のは「そのまんま」。でも時計が高級なのにベルトが安物っていうのは、なんとなく違う気がするので、その逆がいい。

アタシが愛用しているトキオクマガイの時計は、時計そのものはクォーツのシンプルなものなんですが、ベルトがリザードなんですよ。だからベルトが主役になれるんです。時計の機械を自慢するように、ベルトを自慢する時計があってもいいと思うんです。だからこそガルーシャベルトには、あえてセイコーの時計をしてほしい。そのときはもちろん、★入りのガルーシャを。値段もハネ上がりますのでね。

なんということのないモノに、ラグジュアリーな素材を使うっていう最高の贅沢こそ、大人の遊び心。こんな時計してたら。どういう人なんだろうって、気になって仕方ない。女性なら間違いなく目を奪われますね。