師範の呟き【物】<アイヴァン>の遠近両用眼鏡
<アイヴァン>は「EYEVAN」と書くのですが、「EYE」の後の「VAN」はが気になりませんか? じつは<アイヴァン>の前身は「VAN JACKET」初のオリジナルサングラスを手がけたファクトリーなのです。ティアドロップを試行錯誤の末、日本人の顔形に似合う型に完成させた名工で、かの石津謙介氏よりお墨付きを頂くと、ブランド名を<アイヴァン>=EYEVANとしたそうです。こうした歴史を知るにつれ、このブランドがどれだけ洒落たものを作り出してきたかを窺い知ることができましょう。
さてアタシは40歳を境に、夜寝転びながら本が読むことができなくなってしまいました。それもかなり突然に。最初は仕方なく、出来合いのお安いリーディンググラスを使っていたのですが、老眼は結構なスピートで進むもので、あっ!という間にピントが合わなくなってしまうのですよ。また読み書きの時にだけ使って用がなくなると外すから、その場に置き忘れてしまうこともしばしば。そんな訳で普段は伊達メガネのように使える遠近両用を作ることにしました。
選んだのがこちら。レンズの端が欠けてしまっていますが、軽量で掛け心地抜群なので気に入っています。