師範の呟き【物】<レイバン>の「ウェイファーラー フォールディング」
この「ウェイファーラー フォールディング」は’80年代の終わりぐらいにハワイで買ったものなんです。セルフレームがマットブラックなんですよ。レンズに「Ray-Ban」とも入っていない、まだイタリアのルクソティカ社に買収される前の、ボシュロム社時代のものなので、「by BAUSH & LOMB」って入ってるソフトケース。いまのは四角いボックス型ケースになってますね。
そのときのハワイは吉田栄作さんの写真集の撮影で行ったんですよ。その時のカメラマン・山内順仁がしてたものなんですが、山内さんが連れてってくれた土産物屋みたいな店で買いました。栄作さんも同じの買いまして、撮影のときにもずっとしてたことを覚えています。さすがに彼はもう持ってないかも知れませんが、アタシはモノモチが良いのでね。
長く持ってますが、ボシュロム社時代のだから作りは怪しいね。いまのルクソティカは作りもしっかりしていて、この「ウェイファーラー フォールディング」も折りたたみがしっかりしてる。それでも、ちゃんと使えますよ。あんまり使ってないからだけど。
去年、ハーレーの試乗会で金沢へ行ったとき、久しぶりにベルスタッフのライダーズジャケットのポケットに入れて行きました。すごい雨の中だったんですが、ほら、ハーレーのヘルメットはジェットだからシールドがないでしょ。フルフェイスで乗ったらハーレーじゃないよね。なんか、そんな気がしてね。
レイバンだけで10本ぐらい持ってますかね。ウェイファーラーもルクソティカのやつが何本かあるんですが、普段バイクに乗るときは別のサングラスをします。クルマのときは、また別のやつ。日差しを遮るというよりも、夜の眩しいのを抑えるためにね。老眼になると、昼より夜、対向車のヘッドライトが眩しいのですよ。