師範の呟き【物】<ボッテガヴェネタ>のベルトポーチ

鞄が続きますが、これはサンプルセールで買った<ボッテガヴェネタ>のキャンバスのベルトポーチです。ずいぶんと前のことで、トーマス・マイヤーがクロージングラインを手掛ける前だったんじゃないかな。日本じゃサンプルだけで、売ってなかったかもしれません。

腰に巻いて、下についてるベルトを腿に巻くと、バイクに乗るときちょうどいい位置にファスナーがくる。iPad miniがぎりぎり入るか入らないかぐらいのサイズでライニング付きですし、マチもついてる。サイドにはケータイ用のポケットとボトルホルダーも付いてるからホント、バイクに乗るのにちょうどいいと思ったんですが、腿のベルトの留め金が緩むんですよ。どうにも直せなくって、結局使ってないんです。このとき一緒に、ヘルメットも買ったんですが、こっちは完全にディスプレイ用。アトリエに飾ってますよ。

じつはこれと同じデザインでイントレチャートのタイプを雑誌『GQ』の編集長・鈴木正文さんがお持ちなんです。鈴木さんのイントレのやつは、ベルトを留めてる蝶ネジがどっかいっちゃった、と言ってらしたんで、東急ハンズで買って差し上げたことがありますよ。鈴木さんは愛車のスーパーセブンに積むイントレチャートのトランクもお持ちでしたね。

鈴木さんがNAVIやENGINEの編集長をやってらした頃、ファッションページをやったことがあるんですが、直接お仕事したことはないんです。それでも結構、親交が深いのは、以前、鈴木さんはアタシが住んでるマンションのお隣さんだったんですね。同じフロアでお隣で、管理組合でご一緒してましたが、どうやら不動産屋さんとケンカして出て行っちゃったんです。鈴木さんは全共闘上がりで喧嘩っ早いですからね(笑)。

使ってなかったけど、デザインが気に入ってるので、これを道場オリジナルで商品化できないかななんて考えています。表革だと重いので、ヌバックとかスエードとかいいかもしれませんね。バイクメーカーが作ると、仕上がりが見えますからね、ちゃんとした革の工房でお願いしたいですね。