師範の呟き【音】「風の街」by 山田パンダ
https://www.youtube.com/watch?v=6AYBOf-Uxu0
中学生の頃、周りに意外とファンが多かった「かぐや姫」。私的にはどうもピンと来なくてねえ。というのも歌詞が貧乏くさいっしょ(笑)。しかも、あまりお洒落な感じがしなかったから友達からレコードを借りる程度で十分だったんですよ。
しかし、解散する際に発売された2枚組「かぐや姫フォーエバー」だけは、「限定盤だから値段が上がるかも」という情報に背中を押されて手中に収めることに。ひと通り聞きながら、厚めに綴られたブックレットを捲ると、メンバー各々のプライベートな写真が収められていた。そこで目を奪われたのが山田パンダのスタイル。当時アタシが嵌っていたコンチに身を包んだスタイルが実に格好よくて!! 遅くればせながらファンになったのです。
「風の街」はかぐや姫解散後、ソロとしてリリースされた最初のシングル。流石に当代一のメロディメーカーと呼ばれた喜多条 忠作詞、吉田拓郎作曲の作品だけに当時の洒落た雰囲気をいい感じにまとめた名曲といえましょう。
しかし何と言ってもこのジャケットがいい。お召しになっているスーツ、インナーの選択が堪らんでしょ!! 撮影場所はどうやら同潤会アパートのよう。正に1970年代半ばの原宿界隈の洒落た雰囲気がビジュアルからも伝わる名盤と思います。