師範の呟き【物】<シボネ>の椅子

東京・南青山にベルコモンズという名称のビルがありました。

現在は1階に「ポールスチュアート」を擁する新たなランドマークに生まれ変わりましたが、永く青山界隈のランドマークとして知られていました。因みにベルコモンズを、日本語に訳すと解ると思いますが、ここは「鈴屋」の持ち物でしたね。

さてこのベルコモンズの階には、かつて「シボネ」という家具屋がありました。扱っている品には、アタシの琴線に触れるものが多くてですね、特に家具が良かったんですよ。

この白い椅子は廃材を使って作られたもので、<シボネ>のオリジナル。じつは2脚欲しくて1脚は出来上がり待ちしていたのですが、キャンセルを喰らってしまい、一脚だけ手に入れることになったという。

そんな訳でアタシの部屋の中ではちと浮き気味ですが、座り心地が良いのが何よりだし、今っぽいからね。