11月の御点前

そろそろ冬の足音が聞こえてきましたね。寒さを防ぐには首、手首、足首を覆うと良いといいますが、防寒だけで巻き物を選ぶのは、つまらないと思うんですよ。色や柄が芸術的に美しいスカーフやストールやマフラーがたくさんあるじゃないですか。せっかくならそういった芸術性を着こなしに取り入れてみてはいかがでしょうか。

アタシが思う巻き物使いは、70年代パリをイメージしたコンチのイメージです。襟元にはヒル&ドレイクスのシルクのスカーフを結びまして、アクアスキュータムのトレンチコートにダブルのスーツはサローネフィオーレ。インナーはタイドアップじゃなくてニットにしました。足元はジョンロブの「エイボン」。スエードの色味もまた秋らしいのではないかと。 

スカーフに限らず、マフラーやストール、ロザンジュやスヌード、ティペットなどなど、巻き物も種類が増えていますからね。いろいろと楽しんでいただきたいですね。チラ見せも、大胆にも、巻き方、結び方、柄の見せ方ひとつとっても千差万別。自由なところを見せていただきたいと思います。