2月の御点前

2月のお題は「サステナブルを着よう」。ファッションの未来を語るとき、最近話題のキーワードですね。国連の発表によると、ファッション業界は世界第2位の地球環境を破壊する産業なのだそうで、年間930億立方メートルの水を使い、50万トンものマイクロファイバーを海に投棄しているのだそうです。これはいけませんね。そこで我がお洒落道場として少しでも地球環境に優しくするにはどうすればよいかを考えまして、古着やリメイクも推奨すべきと思うのですよ。

たとえば今日のシャツは<リデニム>のパッチワークシャツです。こういう手仕事のリメイク服は一点モノになりますので、誰とも被らない希少価値が楽しめますし、なによりこのインパクトが素敵でしょ。シャツを活かしたのでその他のアイテムは黒で統一させてもらいました。インは<ヴァンドリ>のドレスT、パンツは<ブルックスブラザーズ>、靴は<ア テストーニ>で帽子はいつもの<銀座トラヤ>といった具合。「おや師範、メガネとは珍しい」と思われるかもしれませんが、こういう賑やかなシャツのときは、眼鏡をかけて知的なイメージを足してあげると落ち着きます。モデル撮影のときなんかに使ってる小技ですがね。

リメイクに限らず、古着、MY古着もよろしいかと、「呟き」でご紹介しているとおりアタシはモノ持ちが良い方で、別宅にて保管しているMY古着を、ときどき引っ張り出して着ていたりもするのですが、この機会にクロゼットに眠っている昔の服を見直してみるのもよいかもしれません。