4月の御点前

新年度の最初のスーツということで、正直、悩みましたが、今回は敢えて正統なグレンチェックを選びました。サローネフィオーレで仕立てたこちらのダブル、アタシぐらい身体が大きいと、着丈はちょっと長めがバランスがいいんですよ。

ロンドンストライプのシャツに、ドットのタイはカラーバーで衿元を締め上げまして、いかにもブリティシュな装いと思わせて、ボーダーニットを肩掛けするフレンチな味付けをさりげなく加えてみました。ニットがなかったら、ちょっと真面目な顔しなきゃなりませんが、ニットがあるだけで、一気に春らしい軽快さが生まれて表情も優しく見えるでしょう。

ちなみにシャツは伊勢丹ハイテーラーのオーダーシャツ、タイはフランクリンミルズ、カラークリップはフェアファクスです。ボーダーニットは日本が誇るジム。靴はマスターロイドの内羽式フルブローグです。時計はオンラインサロンでもときどき紹介しているミッキーマウスで、帽子はお馴染みトラヤのリネンといった具合です。

今回、スーツをお題にするのは初めてなので、あえて正統派に装いましたが、この後公開される師範代の御点前動画では、また違ったアプローチもみせています。最近はスーツを仕事着として着る人が、随分と少なくなったと思いますので、もっと自由にスーツを着る機会がもっと増えるといいなぁと思いますね。

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