師範の呟き【欲】<マディソン ブルー>のダンガリーシャツ

ご存知の方もおられると思うけど、マディソンブルーのオーナー・デザイナーの中山まり子さんは、1980年代の半ば頃アタシのアシスタントを勤めていた経験があるのですよ。つまり同じ釜の飯を喰った親戚みたいな関係だけど、彼女はウチに在籍している頃から面白いセンスの持ち主で。他のスタイリストやデザイナーとの違いはトラッドやミリタリーなどアメリカの男っぽいアイテムが好きなんですね。

写真のダンガリーシャツは同ブランドの人気の定番で<オシュコシュ>、<ディッキーズ>、<カムコ>など米国のワークシャツを礎に、女性が着たとき、中の下着が見えないようボタンの間隔をアレンジし、デコルテをキレイに見せる工夫が為されています。

とはいえ、女性がメンズものを着たときにでる肩や胸の落ち感も確と表現されているからこの辺りが中山スペシャルなんですよ。素材は古織機を使った趣あるオリジナルを使用しているから、ちょっと価格は高めだけど、その価値は充分にあるといえましょう。3サイズ展開なので、小柄な女性から一般的な男性まで着られます。